3-2.納品書の印刷は、意外に手間がかかります。

これは、EC事業を展開するC社様から、当社に相談があった事例です。
C社様ではEC事業が好調なことから会社内で行っていた商品管理と発送業務を外部の倉庫に委託することになりました。そのため、販売管理システムを倉庫と連携させる必要が出てきました。
どのように販売管理システムを倉庫と連携させたのかを4回でお伝えします。

その日に出荷する納品書を個々でプリントしていた
倉庫からC社様に対する販売管理システム改善要求のもう一つが、納品書をプリントする操作画面の改善でした。
倉庫では受注一覧から、その日に出荷するものだけを選んで納品書を1枚ずつプリントしていました。これでは、10個の出荷があれば10枚をプリントしなければなりません。
それではとても非効率です。そのため、システムの改善が急務となりました。

管理画面から一括で納品書をプリントする
倉庫で、プリントするための画面操作の手間を省くため、一覧画面にチェックボックスを設け、チェックを入れたものを一括でプリントできるようにしました。また、1ページずつの納品書データをいったんPDF化し、一連の帳票の形で出力しなおすという処理をシステムで行うように改善しました。
なお、納品書はA4で、商品名、品番、個数、単価、合計と納品先、そして販売先の連絡先やショップのロゴが印字することができます。また、自分用の場合とギフトの場合があるので、ギフトでは単価や合計が入らないようになっています。自分用なのかギフトなのかは、注文者と送り先が違うことで区別します。

倉庫の効率化は会社にとってもメリット
倉庫では1枚ずつプリントしていた手間がなくなるだけでなく、必要な納品書をプリントし忘れることもなくなりました。作業の効率化が実現できました。
また、倉庫が効率化されたことで、倉庫に業務を委託している会社にとってもメリットがあります。それは、倉庫としても手間が軽減されるので、値上げ要求をする口実がなくなるということです。結果としてコストの削減につながります。

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